acop.jp - ACOP アート・コミュニケーション研究センター|京都芸術大学

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ACOP / エイコップ(Art Communication Project)とは、「みる・考える・話す・聴く」の4つを基本とした対話型鑑賞教育プログラムです。美術史等の知識だけに偏らず、鑑賞者同士のコミュニケーションを通して、美術作品を読み解いていく鑑賞方法を提唱しています。 作品は、画家が筆を置いたときに完成します。しかし、作品の価値や意味はその時点から生成され、付加されていくものなのです。完成直後に「傑作」と言われた作品でも、時代を経て忘れさられたものもあり、逆に、非難と嘲笑を浴びながらも、その後「名作」となる作品もあります。なぜ評価は変わるのか?それは、時代が、価値が、そしてなによりも、みる人が変化したからです。みる人、つまり、鑑賞者こそが作品の価値=アート創造の重要な役割を担っているということです。だからこそ、作品と向き合い、様々な価値をそこに付加していける主体的な鑑賞者の存在が大切なのです。作品そのものが「アート」なのではなく、作品と私たち鑑賞者との間に立ち上がる不思議な現象、深淵で、すばらしいコミュニケーションが「アート」だと私たちは考えています。 京都芸術大学アート・コミュニケーション研究セン

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本センターが主催し、2022年夏に開催されたフォーラム「対話型鑑賞のこれまでとこれから」をもとに書籍化された本を刊行します。フォーラム当日に行われた全8セッションの発表・議論を収録。フォーラム終了後に、モデレーターや登壇者たちによって更に行われた議論についても、加筆しています。本書は、初めての方はもちろん、フォーラムにご参加いただいた皆様にも読み応えのある1冊となっています。ぜひご一読ください。 ※9月2日以降に全国の主要書店で順次発売予定です。