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工務店は、大工さんが会社を立ち上げた職人さん集団といわれています。昭和の時代から大工業を営んでいた大工さんが会社を立ち上げて職人さんを雇用して工務店となり、現代2代目や3代目が社長を務めているところも少なくありません。ここでは、工務店を選ぶときのポイントや選択する魅力など良くある疑問を解決できるコンテンツを用意していますが、工務店は国内の住宅の大半を建築するといった特徴もあり、ハウスメーカーの下請けになっているところも多いようです。
工務店とハウスメーカーの大きな違いの1つは、小規模で経営しているかどうかという点です。そもそも、工務店というのはハウスメーカーのように全国的に店舗を展開してサービスを提供しているわけではありません。全国展開しているハウスメーカーは、それぞれの店舗で一律に同じような品質でサービスを提供できるようにマニュアルがきちんと準備されています。料金プランなどもシステム化されていますので相談がしやすい背景がありますが、細かい部分まで要求を伝えることが難しいという事情もありますのでそういった面をきちんと理解しておかなくてはいけません。一方で、工務店というのはあくまでも特定の地域でサービスを提供している小規模店舗のことを指します。それぞれの店舗でサービス内容に大きな違いが存在しますので、マニュアルが準備されて一律にサービスが提供されているというわけでもありません。店舗ごとに差が大きいですが、その代わりに充実した内容でプランを選択できる可能性も高くなるのでメリットも大きいです。
まずは工務店の担当者が自宅へと訪問し、入念な打ち合わせが行われます。理想の住まいや予算、家族構成や将来のライフプランなどを相談すれば、それを実現するためのデザインや設計が提案され、事前に見積書が提出されるのも安心です。内容や金額に納得できれば、必要な資材の調達や確保、施工を行う職人への依頼などが行われます。施工の日程が決まればスタッフが近所への挨拶回りを行い、しばらくの間、作業員が出入りをしたり騒音があることを伝えるのも大切です。そこまでを終えてから、いよいよ施工が開始されると言う流れです。基礎が作られてから柱を組み立て、建物のおおよその形が見えてきます。上下水道などの配管を通し、電気の配線を行うほか、昨今ではインターネット回線の敷設をすることも増えました。屋根を付けたら内装と外装を仕上げて、お風呂やトイレ、キッチンなどを設置すれば完成です。工務店ではいくつもの職人や協力企業が連携し、発注者の理想を形にした家を丁寧に作り上げます。