-Cell dose effects in unrelated BMT- (輸注細胞数と予後) 目 的:造血幹細胞移植の生存率に影響を与えるとされる移植時輸注細胞数の解析。 日本骨髄移植バンク(JMDP)からの報告。 対 象:1993年から2005年までに移植を受けた3557例の造血器悪性疾患。 非血縁者間同種造血細胞移植の成績。解析項目は年齢、疾患病期別の全生存率など多数。
結 果:急性GVDと非再発死亡率は全く輸注細胞数との関連なし。 採取時幹細胞数の平均値は 小児で3.63x10 8 /kg (range,0.58–13.7) 成人で2.92x10 8 /kg (range,0.16–12.1)。 解析の結果 1.発病早期の移植では移植細胞数が多い程、再発が少なく生存率も良好(移植細胞数は3.63x10 8 /kg以上)。 2.移植時期が進行期では細胞数の少ないと生着不全が多い。 3.小児では細胞数が4.6x10 8 /kg以上での利点は認めず。 考 察:移植時期が早期であれば移植細胞数が多い方が予後良好と考えられた。 ただし、小児でのその傾向は認めず。 文 献 . Inamoto Y et al. Disease stage stratified effects of cell dose in unrelated BMT for hematological malignancies: a report from Japan marrow donor program. Bone Marrow Transpl