Description: あきの螢能（ほたるのう）とは、奥大和の里、阿紀神社（奈良県 宇陀市）境内の屋外能舞台で毎年6月に行われる能のこと。この能ではクライマックスに達する場面で会場の全ての明かりを消し、数百のホタルを一斉に夜空に放ちます。深淵の闇の中に淡い光の筋が無数に描かれる光景は圧巻。そしてその光が鎮守の森に吸い込まれて周りの景色に溶け込んでいくさまこそ、この地でしか見られない幽玄の世界を創りあげています。
奈良県 (662) 伝統芸能 (76) 大宇陀 (2) あきの螢能 (1) 螢能 (1) 蛍能 (1)
本年の開催日は２０２３年５月２７日（土）・演目は花筐（はながたみ）です。
会場は「阿紀神社」での開催に決定いたしました。
日頃よりあきの螢能に、お世話になり ありがとうございます。 ことしは悲願であった神社会場での開催を5年ぶりに実現。 鎮守の森の木々を背景に、江戸時代からの能の雰囲気を そのままに粛々と演じられる能の雰囲気は、まさに当時の世に タイムスリップしたかのような感覚に包まれます。 そのなかで会場の照明がすべて消され、数十秒の沈黙ののちに 闇の中に描かれた か細いホタルの光の軌跡は、 文字通り神秘的な素晴らしさ。会場からはどよめきと拍手が巻き起こる、 心に残る素晴らしさでした。 ここ２・３年で進めてきた ①公式ウェブサイト、 ②チケットのネット販売、 ③ライブ配信 なども好評を博しております。 日本中で年間200を数える薪能の中でも上演中にホタルを 放つあきの螢能は唯一でありその注目も集まっています。 来年以降も更に続けていけるよう取り組んで参りますので 引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願いいたします。 来年の開催日 6月8日(土) 令和５年７月吉日 あきの螢能保存会 会長 井上源一