Description: マイクロジェットは自社製ピエゾインクジェットヘッドを搭載したバイオ分野の分注、スポッティング、パターニング装置を開発販売。液吸い上げ式ピエゾヘッドを採用し、シリンジや電磁バルブ式の精度や速度を大幅にスペックアップした次世代装置
dna (843) 酵素 (239) バイオ (104) 抗体 (89) インクジェット (80) タンパク (4) イムノクロマト (4) 分注 (2) インクジェット バイオ (1) バイオプリンター (1)
インクジェット技術は突き詰めれば、微小な液滴を、デジタルデータに基づいて、任意に生成し、任意の位置に配置出来るデジタル液滴制御技術と言い換えることが出来る。色のついたインクの代わりに、試薬やDNA、タンパク、抗体等を任意の位置に正確に飛ばすことができれば、様々なバイオマテリアルを自在にハンドリングできる画期的な技術といえる。
インクジェット技術はディスペンサーや電磁バルブ、シリンジポンプ等の液体のハンドリングに比べて液滴量がピコリットルからナノリットルと小さく、精度が±1%以内、1秒間に数千?数万滴の液滴を生成できる特徴を有する。インクジェット方式と言った場合、バイオ分野では一部で電磁バルブを使った製品もインクジェットと呼ばれているが、本命のインクジェット技術はなんと言ってもピエゾ方式である。
ピエゾインクジェットの難易度は従来技術の比ではない。大手のプリンターメーカーでも着手から成功までは18年の歳月を要した。バイオ分野では海外製品でピエゾインクジェットを応用した製品が市販されたが、品質問題で余儀なく撤退を強いられた。それは、この技術の難しさや本質を理解しないで製品化した事による。