稀代の工業デザイナー奥山清行の目による逸品を披露。
食から名所、芸能から工芸、定番から流行り物まで。 日本を知り尽くしたジャパン・ナウによるセレクション。
「デザイン」という言葉が生まれる前に、日本には「形」がありました。工芸や意匠、芸能や物語、暮し向きや歳時記、旬の色から文字、庭から建物、戯画から映画まで、およそ日本の文化は「形」で彩られています。日本において形はその物、その事の「なり」であり、受け継がれていく文化の種子です。そんな文化の種子をいま、デザインという窓からのぞくことができます。これから5年間、百花繚乱の日本のデザインをたどりながら、日本の形を心ゆくまで楽しみたいと思います。カタチジャパン劇場のはじまり、はじまり。