Description: 兵庫県の高砂神社神遊殿で開催される、高砂観月能の紹介や座席情報を確認できる、高砂観月能の公式ページです。チケットのご購入もこちらの公式ページからできます。
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能 「羽衣」 白砂青松は高砂の代名詞ではあるが、羽衣伝説は聞いたことはないという人も多いだろう。しかし、海浜の松原はどこであろうと羽衣伝説があっても不思議ではない・・・・。 筑紫舞の伝承では、高砂の羽衣伝説があるという。西行法師の歌にも、高砂の木綿崎の松が詠み込まれている。 本来の天女の羽衣は、丹後の地 香語山に八人の天女が降り立ち、水浴をした折に、一人の天女の羽衣を里人が持ち帰り、その天女は天に帰れなくなり、里に残った天女は地域を豊かにしたという天橋立地方の伝説から生まれた物語であったと言われている。 日本の原風景としての松原と天女の羽衣伝説が、ここ高砂の舞台で蘇ることは意義深いものがある。 能「羽衣」では漁夫の白竜が、三保の松原で月の天人と出会うことによって天恵の舞を所望するところが特徴である。天女の純粋な浄らかさと清々しさ、はかなさ、美しさを人間の心に結び、素晴らしい白砂青松の美しさと永遠の寄り来るさざ波や富士山の霊峰を背景に歓喜の舞を以て、数々の宝を国土に降らせ昇天するという物語である。 月の天人の羽衣が舞い降りる白砂青松を、はるか古代にさかのぼって観賞する「羽衣」は、一層の意味の深さと自然と人間の関
狂言 「清水」 (しみず) 主人から、茶会で使う水を野中の清水へ汲(く)みに行くように命じられた家来の太郎冠者(たろうかじゃ)は面倒だからと,七つ[午後4時]すぎると、あのあたりは鬼が出るから嫌だと断りますが、主人は承知せず家宝の桶を持たせて追い出します。太郎冠者が鬼に襲われたと嘘をついて帰ってくる。すると,主人は家宝の桶を惜しみ、自ら清水に行くと言い出します。 嘘が露見しては大変と思い,太郎冠者は先回りして鬼になりすまし脅すと、主人は命乞いをして逃げ出しますが冠者に都合のいいことばかり言う鬼の言葉や、冠者そっくりの鬼の声など不審な点が多いので、もう一度清水へ確かめに行きます。冠者はもう一度鬼に扮して脅すものの、今度は正体を見破られ、主人に追われて逃げて行きます。 一つの嘘がばれそうになり,更に嘘を重ねる太郎冠者みたいな人が、私事にあてはめても、いつの世も変わらない人間の姿を描いているものとして観るのも,楽しみの一つでしょう。 主な出演者:大槻文蔵、上野朝義、江崎正左衛門、茂山七五三
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