Description: Local Science Network for Environment and Sustainability (LSNES)
地域環境学ネットワークは、地域社会が直面するさまざまな環境問題に取り組むステークホルダーと科学者が、お互いに学びあい育てあう全国的なネットワークとして、2010年3月31日に設立されました。地域社会の現場で、環境問題の解決に直結する研究活動を行っているさまざまな科学者・専門家や、その知識を活用して問題解決に取り組む地域社会のステークホルダーのみなさんが一同に集まる場を提供し、交流を通じた情報共有と協働を通じて各地の取り組みを活性化することを目指しています。 地域の環境問題の解決には、科学者・専門家と地域社会のステークホルダーのみなさんの密接な協働ができていることが大切です。地域環境学ネットワークは、問題解決の担い手である地域のステークホルダーのみなさんの良きパートナーとなる科学者を育て、応援することを通じて、ステークホルダーのみなさんが活用できる「役に立つ知識」を地域に提供する科学を成熟させます。また、各地の活動についての情報を共有することで、地域のステークホルダーのみなさんがそれぞれの取り組みを改善していくためのアイデアを得ることができます。また、必要とされる分野の科学者・専門家との交流を深める機会を
投稿日 : 2017年3月22日 | カテゴリー : 新着情報
ネットワーク会員の佐藤哲さんの著書『フィールドワイエンティスト−地域環境学という発想−』が東京大学出版会から2016年1月に出版されました。本書は、アフリカのマラウィ湖、石垣島白保のサンゴ礁、アメリカのコロンビア川流域などにおいて、研究者である筆者と多様なステークホルダーとが協働し、問題解決指向の新しい学問=「地域環境学」を立ち上げるプロセスが描かれています。