Description: 京都で前撮りするスタイルが人気。特にここ数年は結婚式は披露宴を行うカップルが減少しているのに対し、少しずつ増え続けている前撮り。桜や紅葉など季節感のあるロケ地が人気なので、和装とマッチする「京都」という舞台が前撮りやフォトウェディングとして人気を博している。
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結婚式の前撮りは昔からあるが、特にここ数年、結婚式や披露宴を行うカップルが減少しているのに対し、少しずつではあるが増え続けている。 その理由として、和装での前撮りが特に注目を集めていることが挙げられる。 基本的に前撮りはウェディングドレスやカラードレスなど洋装か、白無垢や色打掛、引き振袖など和装かのどちらかになる。以前は結婚式当日にゆっくり2人の撮影を出来ない、違う衣装で撮りたいという理由だったが、今は結婚式当日は洋装で結婚式や披露宴をするため、和装を全く着ないのはさみしい、もったいないという理由や、結婚式当日に和装を着るとしんどそう、お色直しに時間がかかりそう、写真だけなら着てみたいという理由により、和装での前撮りが全国的に注目されている。 また以前は和装で前撮りと言っても、スタジオで手軽に撮影するカップルが多かったが、ここ数年で特にロケーションで撮影をしたいというカップルが増えている。 確かにスタジオだとどこで撮ったかわからない、景色のきれいなロケーションで撮った方がもっときれいという声や、桜や紅葉など季節感もロケーション前撮り人気の理由である。 例えば結婚式は桜の季節、前撮りは前年の紅葉時期に撮れば、両
もちろん、京都以外にも奈良や金沢、名古屋など和装に合う町はある。奈良は京都と同じく寺社仏閣が多く、金沢の城下町は古い街並が美しい。ただ、JR東日本のキャンペーン広告「そうだ、京都いこう」など古都と言えば京都というイメージが首都圏の人を中心に根強くある。観光業界の調査でも日本で人気の旅行の第2位が京都である。ちなみに1位は沖縄、3位は北海道と日本を代表するリゾート地に挟まれる結果。この結果を見ても京都はもはやリゾート地である。 この波は旅行業界だけにとどまらず、ウェディング業界にも押し寄せている。ウェディング業界で京都をリゾートとして、いち早く打ち出したのが東証一部上場のワタベウェディングである。同社はハワイやオーストラリアでの海外リゾートウェディングの先駆者として、マーケットを拡大してきたが、リゾートウェディングの火付け役であるワタベウェディングが京都を国内リゾートウェディングとして目を付けたのは、さすがである。10年ぐらい前から京都のリゾートウェディングを推し進めてきたが、当時はまだハワイ、オーストラリアなど海外ウェディングが全盛だったので誰も見向きもしなかったが、今や沖縄に並ぶ、国内でも有数のリゾートウェ
「京都で桜や紅葉を背景に、和装を着て前撮りをする」と想像するだけで期待が増すが、忘れていけないのが、観光客の多さである。 前撮りで人気がある季節は、当然、観光客にとっても人気のシーズン。平日、土日関らず、4月、11月は観光客で京都中がごった返すので、前撮りで撮りたいイメージがあっても、観光客のせいで撮れないということもしばしば。 色んなアングルやシチュエーションでゆっくり前撮りしたい人は5月、6月の新緑が狙い目である。葉が小さく、鮮やかな緑が美しい季節で写真も色鮮やかに撮影出来ます。桜の季節に比べ、観光客の数もグッと減るので、京都のきれいな街並みをたっぷり入れて撮影するのはハイシーズンではまず不可能である。前撮りの予約をする前に、京都でどんな写真が撮りたいのかをよく考えて、撮影時期を考える方が良い。 またもう1点注意しないといけないのが宿泊についてである。日帰りで京都に行ける人には関係が無い話だが、関西外から行く人はやはり1泊は必要である。前撮りのスタジオによっても異なるが雨天延期が可能な場合、2泊3日で京都に滞在するのが理想である。ただその宿泊が問題で、海外からの観光客が増え続けているため、宿泊の予約が非常