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長崎に丸山遊郭が誕生したのは寛永19年(1642)。長崎の市中に散在していた遊郭を一カ所に集めたのが始まりです。外国人を相手とする唯一の遊郭であり、大坂の新町、京都の島原、江戸の吉原につづく花街として賑っておりました。『花月』は丸山随一の太夫屋『引田屋』の楼号で、引田屋本家が花月楼、新引田屋が鶴寿亭、新引田店が養心楼と呼ばれておりました。引田屋は丸山遊郭の開設当初から明治5年の芸娼妓解放令に至るまで続いた唯一の店であり、『史跡料亭 花月』は、引田屋本家の建物と庭園を受け継ぎ、今なお当時の姿を残しております。時を重ねた場所で味わう卓袱料理は、ポルトガルをはじめオランダ、中国など世界と繋がっていた長崎ならではの和華蘭料理です。幕末には多くの要人・文人墨客が訪れ、芸術を磨き、日本の未来が語られた国際サロン。歴史ある場所で、歴史を語る卓袱料理をお楽しみください。
季節を伝える和食と、中国やポルトガル、オランダ伝来の料理をアレンジし発展した卓袱料理。赤い円卓を囲み、和気あいあいと過ごす食スタイルと、長崎独自の和華蘭料理をお楽しみください。