sanukimai.com - お米農家の個性派カントリー 乾燥・籾摺りセンター

Description: おいしい新米のご案内、香川県西部・愛媛県東部の方へ!

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こんにちは。香川県三豊市高瀬町の米農家です。 親父が近隣農家の籾摺り(モミスリ)を請負始めて50年、当初は器具や発動機などの一式をトラックに積み込んで農家に運び込み、設置して籾摺りを行っていました。その頃の稲刈り後の工程はこうです。 刈り取った稲は、田んぼでハゼを組んで乾燥します。乾燥後、脱穀して籾にします。そして籾摺りをして玄米にします。工程の途中でわらや籾殻を生じますが これらは農家で再利用する必要な資源でした。農家が稲を育てて自ら玄米にするまで加工するのは あたりまえのことでした。親父が出張籾摺りをするのも必然的な流れだったと思います。

現在の工程は 全く様変わりしてしまいました。田んぼでコンバインを使って、刈り取りと同時に脱穀して籾を袋詰め、わらはその場で粉砕します。籾は乾燥機で石油を燃やして乾燥、そして籾摺りをして玄米にします。乾燥以後の工程は 完全に農家の手を離れてしまいました。農協などで共同の大規模な設備を整えて 乾燥以後の工程をそちらにゆだねます。しかし、農家は自分の収穫したお米を食べることが難しくなってしまいました。

一方、親父の出張籾摺りは いつしか 「乾燥・籾摺りセンター」になり、各農家から籾を運び込んでいただく形に変わりました。さすがに巨大な乾燥機を持っていくのは非効率です。方式は変わっても農家一戸ずつの対応には変わりありません。農家が籾を運び込んできてくれたら 一戸ずつ順次、乾燥・籾摺りをします。農家は自ら収穫した玄米を持ち帰ります。