3月21日(火・祝)に、全水道会館にて特別講演会と定期総会を開催しました。コロナ禍でしばらくオンラインでの開催が続いていましたが、久しぶりの対面で参加された方々のお顔を見ながら実施することができました。
講演会の講師は、毎日新聞記者を経て現在、植草学園大学の副学長でいらっしゃる野澤和弘先生です。「自閉症・発達障害の人の権利擁護について」というテーマでお話していただきました。知的障害のある自閉症の息子さんをお持ちの親としての立場と、新聞記者として様々な取材を続けてらした経験を踏まえたお話を伺うことができました。
ご講演では、まず障害者の支援と虐待のお話をして頂きました。虐待をどう考え、見て見ぬふりをするのではなく、その小さな芽に気づくことが重要であるという事。一人の人間として認めるという事は、その人の「できる事」をを一つ一つ丁寧に認めていくことと、地域(社会)で生活し、そこでのポジティブな視線を受ける経験をしていくことであるというお話が印象的でした。