ten-no-iwo.com - ひとり芝居 天の魚 | 2018年2月九州連続公演 | 石牟礼道子著『苦海浄土』

Description: ひとり芝居として最初に演じたのは、新劇俳優の故・砂田明氏。1972年に夫婦で水俣に移住、そして1993年の他界までに全国で556回公演、1980年にこの劇で「紀伊國屋演劇賞」を受賞しました。当初からのスタッフで、2006年以来ひとり芝居を継承・上演してきた川島宏知による、久々の公演です。

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 水俣病は公式確認60年を超えましたが、今も新たに認定を申請する人々が絶えません。また、公式確認の頃に生れた胎児性患者たちは還暦を迎える年になりましたが、病気とたたかいながら、毎日を懸命に生きています。

 上演するのは、その水俣病が発生した頃の物語、石牟礼道子著『苦海浄土』の一節です。水俣の漁家を訪ねた著者を「あねさん」と呼んで語り掛けるのは、天草から海を渡って水俣に移住し一家を築いた老爺。その脇には、声を発しないけれど、幼い胎児性の男児が身を横たえています。

 ひとり芝居として最初に演じたのは、新劇俳優の故・砂田明氏。1972年に夫婦で水俣に移住、そして1993年の他界までに全国で556回公演、1980年にこの劇で「紀伊國屋演劇賞」を受賞しました。