Description: 京都のフォトウェディングについて。ウェディング業界は昔から料金が不明瞭だったり、内容が複雑だったりと、消費者にとって、閉鎖的な業界で、これはウェディング業界だけでなく、冠婚葬祭関係は全て同じようなものだったが、時代のニーズ、流行、社会情勢などの要因により、様々なスタイルに変化し、現在「フォトウェディング」が人気を博している。
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ウェディング業界は昔から料金が不明瞭だったり、内容が複雑だったりと、消費者にとって、閉鎖的な業界で、これはウェディング業界だけでなく、冠婚葬祭関係は全て同じようなものであった。弱みに付け込むと言うと語弊があるかもしれないが、結婚式の場合、「一生に一度だから」という印籠のおかげで、予算をオーバーしても正当化される。逆に葬儀の場合は「最後ぐらいはケチったらダメ。故人に失礼」という印籠がある。バブル崩壊後、いつまでもそんな殿様商売が通じるはずもなく、それ以後、業界再編とも言うべき、劇的な変貌を遂げた。まずは結婚式場の多種多様化である。
それまではホテル中心のマーケットだったが、いわゆるゲストハウスがそれにとってかわって業界を牽引している。さらにレストランや料亭など、今までウェディングに消極的だった業種もウェディング業界に参入し、また式場を持たないプロデュース会社も次々に参入しているため、かつてない激しい競争が繰り広げられている。以前とは違い、いかにローリスクで運営するかという視点で見ると、ハードを持たないプロデュース会社の方が時代に合っているのかもしれない。大資本を投入して、新しい結婚式場を作って 、3年も経てば消費者の興味は新しい方、新しい方へと移るので、固定リスクが高くなってしまう。それよりもソフト面を重視するプロデュース会社の方が自社の強みを生かし、独自性を打ち出せたり、時代のニーズを細やかに反映しやすい。 さらに少子化、晩婚化、地味婚化という業界にとっては向かい風の消費ニーズが高まる中、今までのように盛大に披露宴を催すカップルが減り、家族のみ、もしくは近しい親族だけ集めて食事会を行うカップルや結婚式も披露宴も行わず、ウェディングドレスや和装を着て、写真だけ残すフォトウェディングというミニマムなニーズも高まっている。
フォトウェディングという言葉に馴染みがない方も多いと思うが、一般に広まっている前撮りとさほど変わりは無い。前撮りはウェディングドレス、和装に限らず、写真を撮るのだが、フォトウェディングはまだウェディングドレスでの撮影が多い。撮影はチャペル風のハウススタジオが多く、撮影ポーズも指輪の交換をしてるようなポーズだったり、ベールアップをしているシーンだったりとあくまで結婚式風の撮影が多い。ただ先述したように晩婚化、もしくは再婚の数が増えていることを考えると、必ずしもチャペル風スタジオでなくてもよいのではないか、むしろ、和を取り入れたフォトウェディングも潜在的な需要があるのではないだろうか？ さらに和装を着て、開放的なロケーションでのフォトウェディングというスタイルも今後は出てくるのではないだろうか？特に京都は和装にぴったりのロケーションなので、新婚旅行を兼ねて撮影という商品も出てくるかもしれない。 京都で和装のフォトウェディング、その響きだけでも十分消費者を惹きつけそうである。