Description: 当サイト「よりよい環境の職場を目指して」では働きやすい施設に転職するために、離職率にスポットを当てながらさまざまな情報や離職率が低い施設を見分けるポイント、転職を成功させるコツを紹介していきます。
介護職の離職率の実態について見ていきましょう。介護職は離職率が高いといわれていますが、それは離職率が高かった頃のイメージが抜けていないことや施設の二極化が大きく関係しています。離職率の低い施設にはベテランの職員が多く、施設の経営方針にも精通しているため何かあってもすぐに相談することができます。また、研修制度もしっかりしているため将来的にビジョンも立てやすいのですが、反対に離職率が高い施設はスタッフ同士の仲が悪くトラブルも多いため働き続けるのは難しくなります。
離職率を下げる取り組みとしてここで紹介しているのは、新しい人材を確保するのではなく現在働いている職員の定着率を上げる方法です。定着率を上げるために有効なのは職場環境を整えて待遇をよくすることですが、介護職員処遇改善加算は自治体から支給されたお金が職員に間違いなく還元されるだけでなく働きやすい環境が整えられるとあって、全国の介護施設のうち90%がこの制度を取り入れています。また、知識や技術を評価するプロフェッショナルキャリア段位制度はモチベーションアップに大いに役立っています。
離職率の低い介護施設に転職しようと行動してもすぐに働きやすい施設が見つかるわけではありません。求人は通年を通して出されていますが、時期によってその数に違いがあるため、求人数が多い2月や3月、10月に探した方が確率が高くなります。その時の状況や求人の多いタイミングを照らし合わせながら辞めるタイミングを計りましょう。辞めるタイミングに合わせて退職のスケジュールを組み立てると、周りに迷惑をかけずに円満に退職することができます。